TREATMENT
歯を失ったら、
早めに治療をしましょう
高齢になっても歯がたくさん残っていれば、ほとんどのものを食べることができ、会話を楽しむことができるだけでなく、認知症のリスクも低くなると言われています。歯を失ってしまい放置すると、他の歯に負担がかかり次々に抜けてしまう恐れがあります。少しでも多くご自身の歯を残すためにも、歯が抜けてしまったら、早めにご相談ください。
欠損歯を放置するリスク
失った歯を専門用語で「欠損歯」と言います。残念ながら虫歯や歯周病でやむを得ず歯を抜いたり、事故などで歯を失ってしまうことがあります。歯を失った後放置すると以下のようなリスクがあります。
- 食事がしにくくなる
- 発音が不明瞭になる
- 見た目が悪くなる
- 残った歯が動いてしまう
- 噛み合わせが悪くなる
- 認知症などのリスクが高くなる
もちろん、歯を抜かなくて良いのが一番ですが、歯周病や虫歯が深刻な場合や歯が折れてしまったケースでは抜いてしまった方がお身体にとって良いことがあります。ただし抜けたまま放置するとさまざまな悪影響が出てしまうため、早めにご相談いただくことが大切です。
TYPE 欠損治療の種類
-
ブリッジ
ブリッジとはその名の通り、歯と歯を橋渡しする治療法です。なくなった歯が少数で、両側に歯が残っている場合に適用となります。両側の歯を大きく削り、橋げたにあたる部分にダミーの歯を作って装着します。固定式で外すことができないため、違和感が少なく噛む力も回復しやすいですが、他の歯に大きく負担をかけてしまうというデメリットもあります。
ブリッジのメリット
- 治療期間が短い
- 違和感が少ない
- 取り外しをする必要がない
ブリッジのデメリット
- 両側の歯を大きく削る
必要がある - 歯がなくなった部分の
お手入れが
難しい - 多数歯を失った場合には
適用できない
-
入れ歯
入れ歯は義歯とも呼ばれ、歯を失った場合の代表的な治療方法です。残った歯にばねをひっかける部分床義歯と、全ての歯を人工歯で補う総義歯があります。残った歯をほとんど削る必要がなく、多数歯を失っても適用可能ですが、取り外し式のため、入れ歯がずれて痛みが出たり、歯ぐきと触れる部分に違和感があるなどのデメリットもあります。
入れ歯のメリット
- 残った歯をあまり削る
必要がない - どんな症例でも対応可能
入れ歯のデメリット
- 違和感が大きく、
金属のばねがあると目立つ - 噛む力が弱い
- 取り外してお手入れが必要
- 残った歯をあまり削る
-
インプラント
現在の歯科用インプラントが欠損歯の治療法として確立されたのは1960年代で、比較的新しい治療法です。人工歯根と呼ばれるネジのような装置を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を作ります。固定式でずれる心配がなく、他の歯に負担をかけることもありません。ただし手術が必要で、保険が適用とならないため治療費が高額になるという点に注意が必要です。
インプラントのメリット
- 他の歯への影響がない
- 違和感が少ない
- 取り外しをする必要がない
- 噛む力が強い
インプラントのデメリット
- 治療期間が長く、
手術が必要 - 保険適用とならない
- 骨が少ないと
適用とならない
場合がある
FLOWインプラント治療の流れ
-
カウンセリング
まず、お悩みやご希望についてお伺いいたします。わからないことがあれば、お答えしますので、どんなことでもご質問ください。
-
精密検査
インプラントの手術に必要なレントゲン写真撮影やお口の中の検査などを行います。歯周病や虫歯がある場合には、先に治療をご案内いたします。
-
埋入手術
事前のレントゲン写真を参考に、骨の中の組織を損傷しないよう注意しながらインプラント体を顎の骨に埋め込む手術を行います。
-
アバットメント装着
インプラント体が骨にくっつくのを待ち、人工歯の土台となるアバットメントを装着します。被せ物を作るための型取りも行います。
-
上部構造装着
上部構造と呼ばれる被せ物(人工歯)を作製し、噛み合わせを整えて装着します。骨に支えられているため、しっかりと噛むことができます。
-
メンテナンス
インプラントが虫歯になることはありませんが、周囲に汚れが溜まると歯周病のような症状が表れるため、定期的なメンテナンスが必要です。